WITH KIDS
皆さん、こんにちは坂田です!子育てに役立つ豆知識をご紹介します。今回のテーマは「子どもの鼻血」です。
子どもの鼻血の主な原因とは?

くまもとクリニック耳鼻咽喉科・形成外科 熊本真優子 副院長
5歳までにおよそ 3 割のどもが鼻血を出すと言われています。
原因の9割以上は、鼻の入り口近くにある「キーゼルバッハ部位」からの出血です。
ここは血管が粘膜の真下を網目上に走行しており、鼻をいじる、 こする、連続するくしゃみなどの刺激でも簡単に血管が切れて出血します。鼻血が出ると鼻の中にかさぶたができて違和感や鼻づまりが生じるため、 指でかさぶたを取ろうとして繰り返し出血することがあります。
家庭でできる正しい鼻血の止め方
上を向いたり寝かせたりはせず、 まずは前かがみの姿勢で座らせましょう。
じっと座ってくれない場合は、大人の膝の上に座らせて下を向かせます。
後ろから親指と人差し指で子どもの小鼻を挟み、10 分から 15 分程度、鼻中隔を圧迫することで出血は止まります。 このとき血液は飲み込まないよう口から吐き出させてください。
アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎の可能性も
また、鼻こすりやくしゃみの原因に、アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎が隠れていることもあり、治療することで繰り返していた鼻血が治るケースもあります。気になる症状があれば耳鼻科を受診しましょう。
