こんにちは!テレビ西日本アナウンサーの橋本真衣です!いよいよ夏休み!毎日3食作るのに頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか?今回は夏休みに大活躍間違いなしの「美味しいそうめんの食べ方」をご紹介します!
江戸時代から続く老舗「長尾製麺」簡単で美味しい「そうめんの食べ方」

暑くて食欲がなくても食べられて、子どもが大好きで、なんと言ってもおいしくて、なんと言っても(2回目)簡単にできる!!!強い味方☆そこで活躍するのが「そうめん」ではないでしょうか?
そんなそうめんをより美味しく食べるコツを、江戸時代から続くうきは市の老舗、長尾製麺の長尾洋介さんに聞いてきました。
そうめんを茹で始めるのは『全ての準備が終わってから』
長尾さん:「一番大切なポイントは、そうめんを茹で始めるタイミングです!薬味を作って、つゆを準備して、人をテーブルに座せて、ゆがくよ!って言ってからがベストです。
すべてを用意した後で茹でるというのが重要です。薬味やつゆはもちろん『茹でて流水にさらしたそうめんを入れる氷水』も事前に作って欲しいです。そうしないと、水が十分冷えないからです。」
薬味のおすすめは「長ネギ」、つゆは「鰹節パック」で一工夫
青ネギもおいしいですが、長尾さんのおすすめは『太ネギ(長ネギ)』
長尾さん:「できるだけ薄くスライスして水で揉むと、柔らかくて風味が出ます。ミョウガの細切り、しょうがも定番。薬味を入れるのにもタイミングがあります。はじめは麵とつゆだけで食べ、つゆが薄まってきたら薬味を入れる。
最後には全部入れて、子どもがするように飲みながら食べると、麺が柔らかくなっても最後まで楽しめますよ。」

また「つゆ」にも一工夫がありました!
長尾さん:「つゆは濃い目に希釈し、氷を入れます。鰹節をパックに入れてつゆに浸し、お酢を数滴入れると味が立ちます。」
実際に、希釈しただけのつゆ、鰹節を浸けたつゆ、さらにお酢を入れたつゆをそれぞれ味見させてもらうと、どんどん出汁の風味が立ち、全く違う味わいになりました…!
ほんのひと手間なので、ぜひ試してほしいです。
さあ、あとは茹でるだけ!
たっぷりのお湯に麺を入れ、あとは茹でるだけです!
長尾さん:「軽くかき混ぜるだけでOK、混ぜなくてもいいくらいです。吹き出しそうになったら水を差す人が多いと思いますが、お湯が飛び散ると危ないので、火を弱めるだけで十分です」。
ちなみに、長尾さんが作る吉井素麺は、ゆで時間を15秒短く表記しているとのことで、理由は「ベストは1分15秒だけど、火を止めてザルに上げるまでモタモタしてしまうから」。“気持ち早め”に茹で終わるのがいいかもしれませんね!

茹でたらすぐ流水にさらします。ただ、ここでゴシゴシ洗うのはNG!麵のうまみが逃げてしまいます。
最後に…氷水に浮かべて完成です!
(私は今まで麺の水を切って、氷を乗せていました…お水はたっぷりと!)
水を食べる、幻のそうめん「吉井素麺」
今回、製麺所の取材の際においしい食べ方も教えていただきました。長尾さんが作る「吉井素麺」は、油を使わずに作る手延べそうめんで、のど越しがよく水分をたっぷり湛えた、まさに「水を食べるそうめん」。全国にファンがいる、なかなかお目にかかれない素麺です。
そうめん、茹で始めてからバタバタしていましたが、これからは「麺を茹でる前にすべての準備を済ませてから!」美味しくいただきます。