【福岡ウェルネス通信#4】家庭料理の新たな扉♪『ミラクルな50℃洗い』で野菜の鮮度アップ&お肉もヘルシーに!!
MIEL読者の皆様こんにちは!TNCアナウンサーのつのせかえです。

最近、レストランのメニューにも「50℃洗いしています」と書かれているのを目にすることはありませんか?
今日は、野菜や果物の鮮度をアップさせ長持ちさせる、また、お肉は酸化物をとってヘルシーにさせるという「50℃洗い」についてご紹介します。
美味しくてヘルシーな「50℃洗い」とは?

福岡市在住の安枝栄子先生は、「おうちごはんを楽に美味しく健康的に」をモットーに「50℃洗い」の「基本のき」から教えてくれ、その応用で低温スチーミングという蒸し料理の方法まで教えてくれるお料理教室DAME NATURE(ダムナチュール)を主宰されています。
50℃洗いは、「美味しくてヘルシー」という言葉に目がない私にぴったりの考え方だったので、それはそれは興味深い新たな扉を開けることになりました。
「ヒートショック」によって野菜がシャキッとみずみずしく!

まず、「50℃洗い」とは、50℃のお湯で野菜や果物を洗うと「ヒートショック」によって野菜の細胞に水分が吸収され、シャキッとみずみずしく、美味しくなるというもの。
お肉では、表面の汚れや臭み、余分な脂が落ち美味しくなるというメリットがあるそうです。
43℃でも55℃でもダメ!50℃はミラクルな温度
55℃からはタンパク質が変化をし始めるので調理が始まり、43℃は雑菌が繁殖しやすくなると言われているそうなので、まさに50℃はミラクルな温度。

教室ではまず、お米を洗うところからスタート。お米も50℃で洗うと、ふっくら美味しく炊き上がります。

3回ほど50℃のお湯で洗ったら、氷を入れて15℃に冷ましてから炊飯へ。
50℃のお湯は、温度計を使うのはもちろんですが、簡単なのは、沸騰したお湯と同量のお水をボウルに入れることで一気にできます!
実際してみると、難しくなく、家庭でも取り入れやすいと実感しました。

50℃洗いで保存すれば、日持ちがしてとてもエコなんです
次に、レタスやキュウリやトマトなどの野菜をたくさん洗いましたが、あっという間に汚れも落ち、野菜のシャキシャキ感と甘みが増して信じられないくらい美味しくなりました。

保存もきくので冷蔵庫に入れておけばより日持ちがするのも特徴の一つ。

食材をムダにすることのないエコな調理法だと実感。
50℃のお湯を入れたボウルに食材を入れたらすぐ温度が落ちるので、52℃位からはじめても良くて、そのあたりの多少のずれは50℃前後、2~3度は大丈夫だそうです。

お肉やお刺身は切った状態で売られていることが多い分、常に空気に触れているので、その表面には汚れ、ヌメリ、酸化物質などが付着しがちだそうです。
しかし、50℃洗いをすることで、うまみや栄養素はそのままなのに、それらに加え、アクやえぐみや嫌な臭みを軽減してくれ、また、菌の繁殖を抑える効果があると教えてもらったのには感動しました。
食べ比べると全く違う!50℃洗いのマジックに感動

教室では、50℃洗いをしたお肉やお刺身と、していないお肉やお刺身の食べ比べをしてみましたが違いがすぐに分かり、参加者の皆さんも「全く違いますね」と口を揃えていました。


その他、おすすめの応用法!何とお花も50℃で長持ちに
他にも、お花は茎から50℃を吸わせることで持ちが良くなり、綺麗な花を長く鑑賞できるそうですし、ナッツやドライフルーツも表面の油や酸化物質も落ち美味しくなったり、バナナは皮ごと50℃洗いをすると甘みが増したように感じました。




私も家に帰って、小松菜や人参などを50℃洗いしてみましたが、簡単で、シャキシャキの鮮度を感じられ、日持ちもして、まさにいいこと尽くし。特にお肉のぬめりなどが落ち、余分な脂も軽減されヘルシーに頂けて感激しました。

ほんのひと手間ですが、どうせ洗うなら50℃で洗ったほうが色々お得!そう思えるミラクルな温度50℃。これからの生活に取り入れていきます!
次回もお楽しみに!