
皆さん、こんにちは坂田です!私の記事は、子育て家族応援企画!TNCで放送中の「はぐはぐ」から、子育てに役立つ豆知識をご紹介します。記念すべき1回目のテーマは「歯肉炎」です。
正しい「歯磨き」で「歯肉炎」を予防しよう!

歯肉炎の原因と症状は?
歯肉炎は、歯と歯ぐきの境目に蓄積した歯垢(プラーク)が主な原因となって引き起こされます。歯垢の中に存在する細菌が産生する毒素や酵素などが、歯ぐきに炎症反応を引き起こすことで、歯肉炎の状態となります。歯ぐきに炎症が起こると、赤みをおびて腫れ、ぶよぶよとした状態になることがあります。
また、歯ブラシが歯ぐきに当たった際に、出血しやすくなることも特徴的な症状です
子どもが歯肉炎になりやすい時期は?
特に小学校前半、永久歯への生え替わりが進む時期は、前歯を中心に歯肉炎が発生しやすい傾向にあります。
永久歯が完全に生え揃う前の段階では、歯と歯ぐきの境目にある溝(歯肉溝)が一時的に深くなります。
この溝の深さにより、歯ブラシの毛先が届きにくくなり、結果として歯垢が残りやすくなるため、歯肉炎のリスクが高まります。
歯肉炎の治療と予防法は?
歯肉炎の治療および予防には、正しい方法での歯磨き(ブラッシング)が非常に効果的です。力を入れすぎないように「鉛筆を持つ」ような感覚で握ります。毛先を、歯と歯ぐきの境目に正確に当てることが重要です。軽い力で歯ブラシを小刻みに振動させるように動かし、一本一本丁寧に磨くことを心がけましょう。歯肉炎によって歯磨き時に出血が見られても、ブラッシングを中断してはいけません。磨くのをやめると症状が悪化する可能性があります。磨き残しがないように注意しながら、数日から1週間程度丁寧にブラッシングを続けることで、歯ぐきは引き締まった健康な状態へと改善していきます。
子どもと一緒に楽しく「歯磨き」!!
小学校三年生頃までは、子供が自分で行う歯磨きだけでは十分に汚れを落としきれないことが多いです。
そのため、保護者の方が毎日「仕上げ磨き」をしてあげることが大切です。歯ブラシだけでは届きにくい歯と歯の間の歯垢を除去するために、週に3回以上を目安にデンタルフロスを使用してあげることがおすすめです!
子供の頃から正しい歯磨きの習慣を確立することは、将来的に歯周病にかかるリスクを低減させる上で非常に重要です。
かかりつけの歯科医院を受診し、お子さんに合ったブラッシング方法について専門的な指導やアドバイスを受けることも有効な手段ですよ。