「子どもの習い事」どうする？今注目される「そろばん教室」

こんにちは！TNCアナウンサーの橋本真衣です。突然ですが、お子さんの習い事、何をしていますか？うちは息子が３歳になり、どうしようかなーと考えているところです。

今回、昔からある習い事の代表格「そろばん」がデジタル社会の今、再び注目されているということで、西新の人気教室「リトルスクール」を訪ねました。

今、20年ぶりのそろばんブーム到来！

教室に入る前から伝わってくる活気！３０人ほどの子どもたちと間を行き交う先生方、そして一心にそろばんを弾く姿に圧倒されます。

「現在教室には250人が通っていて、最年少は３歳。まずは１時間教室に来て“過ごせる”ようになるよう、塗り絵やワークブックから始めます。

とにかく“楽しい場所なんだ”と思ってもらうことを心がけています。教えるのは指の動かし方から。

その後、実際のお金を見せながら一十百千という位を理解していきます。」

唯一「右脳」を使う計算法！４歳の女の子も上手にそろばんを弾いています

小学校のひっ算や他の計算方法が「左脳」を使うのに対し、そろばんは唯一「右脳」を使って計算する方法。

デジタル学習が広がり子どもの学力低下が指摘される今、アナログな学習方法が見直されています。「特にこの３月からは毎日体験に来る方がいるような状況で、人気の高まりを感じます。実は約30年前からトンガやハンガリーなどでそろばんが学校教育に導入され、その教育効果が実証されています。現在では世界108の国と地域に普及しており、海外で認められたことで日本でも価値が見直されているんです」※ちなみに２０年前のブームはフラッシュ暗算で、パソコンの普及でそろばんが下火になったことによる苦肉の策だったそうです

身につくのは、圧倒的な計算力。そして・・・

そろばんを続けると、頭の中にそろばんの珠をイメージして計算する「珠算式暗算」を習得でき、圧倒的な暗算力が身につきます。

これは、自転車の乗り方のように忘れることのない「一生ものの知的財産」。

もちろん、一朝一夕に身につくものではありません。「数年、最低でも週３回通ってもらうのが理想です。

「週１で通う方も多いため、リトルスクールでは多くの宿題を出し、それを一気にするのではなく、コツコツ進めるよう指導していますとのこと。

」そろばんの上達には、毎日少しずつ練習を続けることが不可欠。この日々の積み重ねが、学習習慣そのものを確立させ、将来の受験勉強などにも大いに役立つそう。

また、時間内に正確な計算を求められるため、高い集中力と最後までやり遂げる忍耐力が自然と養われるとのこと。「級をとるための試験も定期的にあるので、目標やモチベーションも保てて、お子さんの習い事としてぴったりなんです」

実は何歳からでも学べる

そろばんは、始めるのが早ければ早いほどいいと聞きます。

「それはその通りで、ほかの計算方法を学ぶことがそろばん習得には障害となるんです。３、４歳はそういう意味でも頭がまっさらなので学習がスムーズ。そろばんをするなら他（の計算塾）はしないで下さいと親御さんにはお話します」と林先生。

「ただ、中には社会人になってから通って３級（暗算テスト）を取られた方もいるので、何歳からでも学べますよ」

「私にはそろばんがある」という自信

親の転勤で海外に行く子は、オンラインで継続することもあるのだそう。

「海外で言葉がわからず自信を失うという子は多いのですが、『私にはそろばんがある』と思えることは、本当に素晴らしい自信につながるんです」

それは、普通の人にはマネできない圧倒的な暗算の力もそうですが、そこまで努力を積み重ねてきた自分自身への誇りがつまっているのだろうなと思いました。

他の習い事と違い、ほとんどが親きっかけで始めるというそろばん。うちの息子も体験に行こうと思います！まずは、机に座るところから！