WITH KIDS

皆さん、こんにちは坂田です!子育てに役立つ豆知識をご紹介します。今回のテーマは「なぜなぜ期」です。
子どもが「なんで?」「どうして?」を繰り返す『なぜなぜ期』

子どもが2~3歳頃から始まり、「なんで?」「どうして?」と質問を繰り返すようになる時期のことです。子どもは、住む世界や人への好奇心を言葉で表現し、返ってくる言葉や相手の表情から、言葉の意味、世界の仕組み、人との関わり方などを学び、脳の中に独自の世界を創り上げていきます。質問の内容は成長とともに変化し、2~3歳では目の前のことや耳にした言葉への質問ですが、4~5歳になると物事の理由や目的、想像したことについての質問が増えてきます。
「なぜなぜ期」への上手な対応のポイント
答えは正しくなくても良いです。重要なのは、親が自分の頭に浮かんだことを答えてあげることです。例えば「なぜ雨は降るの?」という質問に対し、科学的な説明のほかに「雷さまが水遊びしているからだよ」といった空想的な答えや、「お母さんもわからないな」と答えることも有効です。子どもは質問への答えだけでなく、親がはっきり答える、困った顔をする、楽しそうに笑うといった様々な反応からも、人との関わり方を学んでいます。場面や相手によって答えが違えば「世の中には色々な答えがある」ことを学び、いつ誰に聞いても同じ答えであれば「答えが一つであること」を学びます。
「なぜなぜ期」で避けた方が良い対応
スマホやAIスピーカーで調べて正しい答えを返そうとすることは避けるべきです。その理由は、この時期の子どもが本当に求めているのは、正しい情報ではなく、親をはじめとする「人との関わり」だからです。子どもは、親や周りの人の答えや反応を通して、世界や人間について学びたいと考えています。
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